うん。面白かった

　Ａｍａｚｏｎのコメントでは毀誉褒貶が激しいのを承知の上で突撃しましたが，見終わった現時点での感想は

「面白かった」

の一言です。


　まぁ，原作のあの分量を５話にまとめていると言うか詰め込んでいると言うかな状況ですから，原作の各所のつまみ食いに再構成にと，原作に思い入れがあればあるほど不満も出てきそうだなぁ，とは思いますが。

　個人的には，「雪風が飛んでいるところを見たい」というのがメインだったので，そこまで不満を覚えたわけでもありません。

　付属の冊子には，監督のコメントとして

最初はもうちょっと原作寄りの「戦いはまだ続く」という線で一旦まとめたんですが、

とあったので，その場合も見たかったような気はします。

　ただ，商業作品としてみた時に，「この巻で（作品としては）完結」と言うことが受け入れられやすいか，分かりやすいかで言うと・・・微妙かも，とも思います。

　原作の展開を完全に無視して考えれば，ＯＶＡ版のラストは，「区切り」としては分かりやすいのは確かなので。


　と，書いていて，原作が完結していない状態でのアニメ化で思い出したのが，永野護氏のファイブスター物語です。

　あれも単行本が第１巻位しか出ていない時期でのアニメ化（映画化）でしたが，第１巻単独で一区切りが付いていて，その第１巻を映像化した作品だったので，雪風と比べるのは何か違うような気もしますが。


　あぁ，映像のキャラクターデザインは原作にほとんど描写がないので，特にどうとも思わなかったのですが，ボックスに描かれている深井少尉とブッカー少佐の二人が妙に色っぽい絵柄で，個人的にはちょっと引いたのは事実（苦笑）