Nalarが日々(?)思うことを徒然なるままに書き連ねる日記もどきです。
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電池の原理で除菌するペースト状の材料を松下が開発 Tech-On >松下エコシステムズは,酸化還元電位の異なる2種類の金属微粒子を利用して水を除菌し,さらに金属の持つ抗菌作用で微生物の繁殖を抑える除菌・抗菌材料を開発した。この材料による除菌デバイスを用いれば,従来のフィルタによる除菌方法と違い,微生物の死骸が水中に残存することが少ないため,より清潔な状態を保てるとしている。 これまでに使われているフィルタなどによる除菌(細菌を取り除く)や,抗菌(微生物の増殖を抑える)の手段にはそれぞれ原理的な問題点があるわけですが,それを改善した手段として,有効だそうです。 この除菌素材のポイントは,「酸化還元電位の異なる2種類の金属微粒子を利用して」いること。 「酸化還元電位の異なる2種類の金属」というと難しそうですが,要は,「電池」の基本原理です。 「ボルタ電池」というほうがより正確でしょうか。 銅と亜鉛を硫酸につけて,その間を銅線で結ぶと電流が流れる。というアレです。 今回使用している2種類の金属微粒子というのが,まさに銅と亜鉛なので,言ってみれば,極小のボルタ電池が無数に連続しているような状況,というところでしょう。 で,なんでコレが除菌素材となるかと言うと, >微生物は帯電しているため,このデバイスを水中に浸せば,電気的な力を利用して微生物を誘引できる。誘引した微生物はデバイス表面に付着するため,従来の方法のように微生物の死骸が水中に残存することが少ない。 >電極材に採用したCuやZnには抗菌作用があるため,誘引した微生物の繁殖を抑制できる。 という2点だそうです。 後,素材がペースト状なので,加工性のよさもポイントみたいですね。 身近なところだと,加湿機や冷風扇の水タンク(やフィルタ)に使えそうな気がしますが。 PR
<バイオ燃料>試験販売から2カ月 「救世主」ではなかった (毎日新聞)
地球温暖化やエネルギーの問題を一挙に解決する「救世主」と鳴り物入りで登場したバイオエタノールが,実はそんなに都合のいい話ばかりじゃなかった。ということですが ・・・・ 。 いや,何を今更>毎日新聞 ここで書かれている問題点って,以前からそれなりに出てた憶えがあるんですが,そういったマイナス面(問題点,クリアすべき課題点)を後回しにして,調子のいいことばっかり囃し立てるのも,マスメディアの問題点の1つ ・・・・ っていう印象が少なからずあったりします。 偏見っぽいのは自覚してますけどね。 ところで ・・・・ この記事にしても,エタノールの原料として農業,林業系の材料は書いてあるんですが,水産資源からのものは考慮していないんでしょうか。 海草,海藻類とか。
19日の記事に書いた,第48回科学技術映像祭入賞作品(の一部)のNHKによる全国放送が,無事に(<オイ)放映されました。
もちろん,録画しました。 はやぶさ,SPring-8のネタがそれぞれ22分,14分と短めなので,その分物足りなさはやっぱりあります。 が,まぁ,その辺の足らずは他に補う方法がないわけじゃないからいいですけど。 科学雑誌Newtonに期待するとか,JAXA,ISASなどの関連サイトを覗くとか ・・・・ 。 しかしなぁ ・・・・ こーゆーの見ちゃうと,ホント思いますね。 参加作品全部見たいって。 って,全作品の時間総計が(概算で)42時間超えますが(笑) まぁ,それは時間的にも無茶なうえに,「パス」って言いそうなタイトルの作品もあるわけですが,せめて入選作品だけでもね。 さて ・・・・ これらの作品って,どっかで見られないのかなぁ。 どっかでライブラリ化してないかなぁ。 いや,著作権の問題もありますが,そもそもが「科学技術」映像祭ですから,タレントてんこもりのバラエティ系番組よりもハードルは低そうな気がするんですが。 営利目的には無理でも,図書館(大学図書館なども含めて)くらいではできたらいいなぁ ・・・・ 。 などと思う,某公立図書館が徒歩圏内の自然科学ネタ大好き人間だったりします。 さて,明日は(HDDレコーダに)録画したやつをチャプター設定してDVDに焼いておこう。
なんだかんだと延期になっていた(確か,2回ほど延期された)第48回科学技術映像祭入賞作品(の一部)のNHKによる全国放送が,23日(土)になったそうです。
科学技術映像祭サイトトップページ って,この表現,ややこしくないですか? 15時40分開始だったものが,16時55分開始に変更された,って意味にも取れるような書き方してるし。 NHKのサイトで番組表を確認すると,放送開始:15時40分,放送終了(次の番組の開始):16時55分。ですね。 放送される作品は3つ。 ・里山の猛きん オオタカ ~那須野ヶ原からの旅立ち~ ・科学のフロンティアシリーズ10 放射光が解明するタンパク質の構造 ~ SPring-8 で加速するタンパク質の構造解析~ ・「はやぶさ」の大いなる挑戦!! ~世界初の小惑星サンプルリターン~ つーかですな ・・・・ 科学技術映像祭サイトの入選作品の紹介見てると ・・・・ 全部見たい!っていうのが本音です。 ハイ。 しかし ・・・・ そもそも前回の放送予定だった6月2日にしても,その前の(最初の)予定日にしても,延期しなきゃいけないような(放送できないような)重大事件ってなにかありましたっけ? あんまり,憶えがないんですけどね。 って,ISASのメールマガジン読み返してたら,こんな記述が有りました。 >「はやぶさの大いなる挑戦」の放映は、今週末の6月2日の予定ですが、東京6大学リーグの野球中継の予定が有り、再延期されるかも知れません。 んなもんと天秤にかけないでほしい>NHK 自ら進んでマス○ミの仲間入りどころか先頭切らんでもいいだろうに ・・・・ 。 などと思うわけですが。 今度は大丈夫ですよね?
セメントが超電導に!? ―― 東工大と理化研が発見
注:記事全文を読むには日経Tech-On! へのユーザー登録(無料)が必要です。 >東京工業大学 フロンティア創造共同研究センター 教授 細野秀雄氏,理化学研究所 河野低温物理研究室 主任研究員 河野公俊氏らの研究グループは,石灰とアルミナで構成される化合物12CaO・7Al2O3(C12A7)が超電導を示すことを発見した 久方振りに,『仰天した』っていう表現がぴったりくるニュースに出くわしました。 だって,セメントですよ? CaO(石灰)だの,Al2O3(アルミナ/酸化アルミニウム)だのっていったら,思いっきり絶縁体です。 それが,何をどうやったら超伝導になるのか。 って言うか,それ以前にそもそも,電気を通すのか? というのが正直な第一印象です。 で,記事を読んでみたのですが ・・・・ そうそう簡単な話ではないようですね。やっぱり。 >同研究グループはこれまでに,C12A7の結晶を用いて室温・大気中で安定なエレクトライド(電子が負イオンとして振舞う化合物)を実現していた。C12A7結晶は,直径0.5nmの籠(結晶格子間の空隙間)の中に酸素イオンを包接するナノ・ポーラス構造になっている。このイオンを電子で置き換えることにより,室温付近ではC12A7結晶が金属的な電導性を示すことを見出した。 まず,この化合物の結晶そのものに細工が必要なんですね。 酸素イオンを何個の電子で置き換えるのかが書いてありませんが,酸素イオンの電荷は-2なので,電子2個で置き換えられるのであれば,全体として(電気的に)中性のまま。電子が3個以上なら(N型半導体のように)全体として負の電荷,1個であれば(P型半導体のように)全体として正の電荷になる ・・・・ はず。 ということは ・・・・ 全体を正か負に偏らせているから電動性を示すんだろうか。 それとも,全体としては中性でも部分的に正の部分と負の部分を作り分けたりするのだろうか? いや,それだと,トランジスタやダイオードのようなPN接合 ・・・・ だけじゃないか,局所的にPNP接合やらNPN接合やらが多数連結する無茶な状態になるな。 って,そもそも半導体じゃないから別にいいのか? うぁ,頭がパンクしそう。 んでも,こんな題材を読んでいる & こーやってあれこれ考えているのが楽しいのも事実なんですよね。 理系人間(つーか,理系ネタ大好き人間)としては。 そー言えば,ここしばらく,Newtonでもこのあたりのネタはごぶさただなぁ |
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