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思うところあって,愛車(ヤリス)のヘッドライトをLEDからハロゲンに戻すしました。





 LEDヘッドライトへの興味そのものは,以前からありました。

 フィールダーの時に何度かヘッドライトの球切れに遭遇した事もあり,その時にディーラーの担当者から勧められた事もあります。

 単純に値段がそれなりにするので,ハロゲンのまま過ごしていました。


 で,今の車(ヤリス)にする時に,担当者からの売り込みもあって,LEDヘッドライトを別途購入し,取り付けてもらいました。

 その時取り外したハロゲンのヘッドライトはそのまま私に渡されていたので,押し入れにしまい込んでいたのですが・・・それもあって,ハロゲンに戻す事にしました。


 比較した場合,単純にLEDは明るいです。
 そこは否定のしようも無いくらいに格段に。

 なんですが・・・実用上で微妙な点がいくつか確認されたのも事実です。


その1
 明るすぎる弊害か,道路標識からの反射がまぶしすぎて,標識の記載内容が読み取れない事が多い。

 これは相当意外と言うか,事前にはそんな事は考えもしていませんでした。

 普段通い慣れた通勤経路であれば,事実上問題ないとは言え,個人的には無視できない事実です。


その2
 ロービームからハイビームに切り替えたとき,周辺の照射範囲は明らかに広がっているのが視認できる割りに,正面の道路上は遠くまで照らされているように感じられないと感じる。

 街灯もほとんどなく,目の前に直線上に道路が続いているような場所がほとんど無いので,正確に検証できているわけではないのですが,この違和感は拭えていません。


 とくに,「その2」の状況が気になっていました。

 個人的には,色味と言うかケルビン数の違いよりも,含まれる光の波長成分の違いではないかという気がしています。

 ケルビン数の違いは当然,波長成分の違いにも影響するわけですが,私が気にしているのは波長毎の強さの分布というか,特定の波長の光が欠如している,あるいは周辺の波長に比べて弱いことが影響していないか,ということです。

 こちらのサイトの図が参考になるでしょうか。
光源の波長特性(光源スペクトル)とは - ケイエルブイ

 このページの中程に「LED照明の波長特性」のグラフがありますが,2カ所にピークがあって,その間が大きくくぼんでいます。

 光の3原色の「赤,青,緑」ではなく,「青,黄」で白を再現しているためです。
補足:「赤+緑」で「黄」となります。

 ただ,この結果として,その光に照らされた物体の色は,実は結構不自然に感じられるものになります。

 私の職場でも,蛍光管型のLED照明が登場したばかりのころに,売り込みで持ち込まれたのですが・・・2~3日で一部の職員が限界を超えて「元に戻してくれ」となりました。

 私も部屋に入った時点で強烈な違和感を感じて,勘弁してくれ,と言った1人です。

 という経験もあったので,それと同じような事が起きているのでは・・・と考えたのですが,それを個人が実証できるはずもなく,また,その判断の助けになる資料がそうそう簡単に見つかる事もなく・・・。

 正直を言えば,そこまで本気で考えていたわけでもないので,そこまで本気で検索をしていたわけでもないのも事実ですが(苦笑


 ちょうど1年の点検でディーラーに持ち込むタイミングでも合ったので,まぁ,実証してみればいいやとばかりに元に戻しました。

 さて,これで暫く様子を見てみましょう。

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