Nalarが日々(?)思うことを徒然なるままに書き連ねる日記もどきです。
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日本の月周回衛星「かぐや(SELENE)」が運用を終了し,月面に制御落下させることになりました。 SELENE通信 JAXA >2007年9月14日(日本時間)に種子島宇宙センターより打ち上げた月周回衛星「かぐや」は、予定の全球観測を完了し、2008年11月1日から後期運用に入っています。2009年2月以降、より低高度での更なる詳細な観測を続けています。 >このたび、「かぐや(SELENE)」」を、予定通りに月の表面に落下させることといたしました。 >5月25日時点の最新の軌道解析に基づく落下予測時間、及び落下場所は以下の通りです。 >落下予測日時: 平成21年6月11日 午前3時30分頃 (日本標準時) >落下予測場所: 東経80度、南緯61度付近 こうしてみると,打ち上げから2年経ってないんですよね。 正直,不思議な感じはします。2年保たないのかって。 だって,小惑星探査機「はやぶさ」なんて,2003年5月9日に打ち上げられてから,「探査機が生きているのが奇跡」と関係者に言わせるほど(「宇宙へのパスポート3」p395より引用)のトラブルを乗り越えて,それでも関係者の努力もあって地球への帰還を目指して飛行を続けています。 他にも,太陽観測衛星「ようこう」は3年の予定寿命を遙かに超える10年3ヶ月の観測を実施できた例があります。 そんなのを知っていると,2年に満たない寿命って何か釈然としないモノがあるんですが・・・。 まぁ,運用している場所による環境の違いもありますから一概には言えないんでしょうけどね。 観測機器の寿命(宇宙線にさらされる事での性能の劣化とか)だとか,或いは月の重力に引かれて軌道が下がることによる限界とか。 なお,JAXAトップページにはこんな記述もあります。 >「かぐや」の落下予測位置が月面の日影部分であり、衝突閃光を観測できる可能性がわずかにあると見込んでおり、落下予測日時と位置情報を国内外の関係機関に連絡しているところです。 日本時間で6月11日の午前3時30分頃って・・・月はどのあたりだ? 午後11時頃に東の空(地平線近く)だから・・・南南東の空あたりかな。南中する少し前くらい。 天候と観測機器によっては十分観測できる可能性はあり。と。 ・・・って,翌日の勤務に支障なくすませる自信はないです。さすがに。 翌日が休みだったら,たまにはそんな事に挑戦するのも悪くないとは思いますが。 PR
惜しまれつつ
月にお帰りあそばすのが『かぐや姫』とゆ~ことで。
帰還(月面落下)も計画の一つですから、無理せず無事に帰って頂かないと。 >2年に満たない寿命 それでも予定寿命(月軌道上で1年)は既にクリアしていますし(しかもトラブルフリーで!! この辺の冗長性は『のぞみ』『はやぶさ』の反省と経験が生きています)、月軌道を周回する「だけ」ならもっと長寿命が期待出来たと思います。 精密観測のために軌道高度を下げた分、ロケットモーターの燃料を消費したのでしょう。 確かに日本の衛星にしては珍しく、運用が「しつこくない」気はしますが・・・逆に今までが余裕なさすぎなのかもしれません。 そういえば、『はやぶさ』は最終的にカプセル放出後大気圏に突入→消滅と決まったそうです。 で、その過程を精密観測し、NEO(地球接近小惑星)の軌道予測システムの開発に役立てるとか・・・ ・・・とりあえず地球再突入軌道に乗っていることを喜ぶべきなんでしょうねぇ。
まぁ,
地球の出,地球の入りのハイビジョン動画は素直に感動させて頂きましたから,それだけでも「ありがとう」ではあるんですが。
>精密観測のために軌道高度を下げた分、ロケットモーターの燃料を消費したのでしょう。 JAXAの発表記事「プレスリリース:月周回衛星「かぐや」(SELENE)の後期運用について」 http://www.jaxa.jp/press/2009/04/20090408_sac_kaguya_j.html の中で,「リアクションホイールの摩擦トルク急増により,スラスター姿勢制御運用に移行」という記述があります。 そこでの燃料の消費増加はあったと推察されます。 >逆に今までが余裕なさすぎなのかもしれません。 あ~~,そうかも。 んでも, >そういえば、『はやぶさ』は最終的にカプセル放出後大気圏に突入→消滅と決まったそうです。 >で、その過程を精密観測し、NEO(地球接近小惑星)の軌道予測システムの開発に役立てるとか・・・ こんなことやるくらいですから,それはそれでしつこいと言えばしつこいですよね(笑) まぁ,お疲れ様でした > かぐや |
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