Nalarが日々(?)思うことを徒然なるままに書き連ねる日記もどきです。
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えっ!?「水と油」の混合燃料…神戸大が開発、燃費改善 NOxも低減 CNET Japan 「水」と「油」というと,性質が正反対で,お互いになじまない物・・・の代表例ですが・・・。 >船舶燃料などに用いるC重油と水を混合した「エマルジョン燃料」 COM[coal oil mixture]石炭・石油混合燃料(微粉末の石炭に重油を加えて流動状にした燃料)の類似品・・・というと乱暴か(笑) 本来なら「水」と「油(この場合,重油)」は無理やり混ぜあわせたとしても,比重の違いやらでやがて分離してしまいます。 身近なところだとドレッシングなんかがそうですね。ゆず風味とかの。 が,「水」と「油」の両者を取り持つ物質として,界面活性剤を添加しておくと,分離せずに混ざったままになります。大ざっぱに言えば。 マヨネーズなんかが代表例です。 で,乱暴な言い方をすれば,このマヨネーズなどのように,燃料油(重油,軽油など)と水に界面活性剤加えて混ぜあわせた燃料が「エマルジョン燃料」である。と。 > 添加剤に界面活性剤を用いた従来の油水混合燃料は、時間の経過や温度変化で水と油が分離するため、実用化が難しかった。 > 神戸大のグループは、無機質成分の添加剤を0・3%程度加えて乳化することで、100度以上に加熱したり長期間貯蔵したりしても分離しない技術を開発した。 ほほぉぅ。 私みたいな素人だと,単純に界面活性剤の種類や添加量を工夫するくらいしか思いつかないだろうなぁ。 別の添加剤を更に加えるっていう発想はでないと思います。 >公開された実証実験では、水を20%加えた混合燃料でトラクター用エンジン(16馬力)を約2時間駆動させた。水の混合比率が50~60%程度までなら、用途次第で燃料として用いることが可能という。 この割合が体積比なのか重量比なのかは記述がありませんが,水の割合が結構多くまで行けるんですね。 >混合燃料にした場合のC重油消費量は、重油だけのときより5~10%低減され、NOx排出量も30%程度抑えることができるという。 燃料消費量が減るということは,燃料費節約につながりますし,二酸化炭素の排出量低減にもつながります。 まして,NOx排出量の抑制もできるとなれば,額面どおりならかなり凄いことですよ。 >燃料として販売することは法律で認められておらず、実用化へのネックになっている。 う~む・・・どこが問題になってるんだろう。 意外と単純に,危険物取り扱い資格とかで「エマルジョン燃料」に関する規定がないから現場(販売店など)で誰も扱えない。ってところのような気がしますが。 さて・・・日本が独自に関連法令を改正して,この技術が普及するのが先か,諸外国で広まって外圧掛ってから泥縄で法整備がされるのが先か・・・。 いかん。自分で思いついて,ジョークに思えない・・・。 PR
♪ちゃ~ららちゃ~ららちゃ~ら♪
♪ちゃららちゃ~ららちゃ~ら♪(マルサの女のテーマ)
>>燃料として販売することは法律で認められておらず、実用化へのネックになっている。 つ『税金』 もちろんタテマエは、重油に認められる水分含有量は規格にもよりますが最大で2%以下、というJIS規格の問題です。 実際のところ、重油を文字通り『水増し』されてはその分税収が減るわけですし、これが軽油やらガソリンに波及しようものなら軽油取引税や揮発油税が(以下略 JIS規格自体は粗悪燃料を市場から排除するために定められたわけですが、まさかこういった燃料が出現するとは想定外でしょう。
いつも
鋭い指摘ありがとうございます。
>もちろんタテマエは、重油に認められる水分含有量は規格にもよりますが最大で2%以下、というJIS規格の問題です。 あ~~~~~まぁ,見方によってはJIS規格策定時に想定外だった → 「エマルジョン燃料」に関する規定がないってことで,ニアピンか<人それを負け惜しみといふ。 >JIS規格自体は粗悪燃料を市場から排除するために定められたわけですが、まさかこういった燃料が出現するとは想定外でしょう。 いや,ごもっとも。 > 実際のところ、重油を文字通り『水増し』されてはその分税収が減るわけですし、これが軽油やらガソリンに波及しようものなら軽油取引税や揮発油税が(以下略 むぅ・・・それはそうか。 でも・・・これらの問題って,「燃料を販売する」段階までの問題だから,「燃料を購入した側が混ぜる」のは問題ない・・・んですよね? でなかったら,ホームセンターなどで販売されている各種燃料添加剤なんて使えないわけだし・・・。 って,燃料タンクの中で均一に混ぜるとなると結構大変か。 まぁ,今日の明日でどうにかなるほど簡単じゃないのは分かってます。パッと思いつくだけでも,JIS規格の変更,取り扱い資格の整備(法整備を含む),現時点での有資格者への情報提供,エマルジョン燃料そのものの広報,既存燃料との区別の仕方の周知(軽自動車に軽油を入れる人も居るわけですから)・・・いかん,かなり大変だ。
とりあえず
色々と限定して話を進めていくのがいいのかなぁ。
1.エマルジョン燃料→水と重油と界面活性剤と鼻薬の混合燃料に限定、と言うことで規格策定。重油は税金が元々安いので、財務省には環境保護の優遇税制名目でお目こぼししてもらいましょう。 2.使用可能エンジンは農機・船外機等小型ディーゼルに限定。販売量に縛りをかけて、トラック等への流用も防止。 3.販売地域は沖縄・小笠原諸島等の亜熱帯地域限定。こうしないと燃料が凍る~。 地域を限定することで周知も容易になる…といいな♪ 資格関係は現行でもとりあえず問題ないかと。添加剤がよほど怪しい代物でない限り、危険性は重油と同等と考えてよいでしょう。 実はこのエマルジョン燃料で一番私が気になるのは、「エンジン錆びんと?」 燃料系ももちろん心配ですが、燃焼すれば当然高温(と言っても通常のエンジンよりは低温のはず)・高圧(というほどでもないかな?)の水蒸気が発生するわけです。 2時間程度エンジンを回したくらいでは排気系の腐食・痩せの検証は不可能でしょうし、たとえ耐蝕性が高い素材を使っても痩せの危険は付きまとうわけでして(水蒸気をなめたらあかん)。
水気は・・・
>実はこのエマルジョン燃料で一番私が気になるのは、「エンジン錆びんと?」
水の量にもよると思いますが,水は微細粒子として油中に拡散しているので,それほどの影響力はないんじゃないかなぁ・・・。と思っているんですが。 まぁ,安定化の為の添加剤が無機質成分ということですが,複数種類の金属素材だったりしたら,水と反応して極小の電池と同じことになって・・・って,全体量の0.3%だから大丈夫だと思い・・・たいなぁ。 >2時間程度エンジンを回したくらいでは排気系の腐食・痩せの検証は不可能でしょうし、たとえ耐蝕性が高い素材を使っても痩せの危険は付きまとうわけでして(水蒸気をなめたらあかん)。 確かにそのあたりの記述はないですね。 つまるところ,今回の成果のポイントは「100度以上に加熱したり長期間貯蔵したりしても分離しない技術を開発した」ことだ。と。 まぁ,エマルジョン燃料その物が安定して存在しないことには長時間の稼働による影響なども試験できないわけですから,その辺りは今後の実働試験に期待。ですかね。 |
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