ＣＤ－Ｒへの記録

について，意外と誤解は多いなぁ・・・。

　と感じた今日の一件。

相手：ｍｐ３って，ＣＤの曲を１／１０に圧縮できるんですよね？
私：・・・まぁ・・・その認識でも，大間違いとは言いませんが・・・。
相手：なのに，ｍｐ３をＣＤ－Ｒに書き戻したら，１枚分位しか入らないのはどうしてなんです？
私：？

　よくよく聞いてみると・・・

１：手持ちのＣＤから，気に入った曲をＰＣに取り込み，ｍｐ３に変換。
２：そのｍｐ３をＣＤ－Ｒに（ライティングソフトを使って）焼き込みしようとしたら，全部入らない。
３：１／１０に圧縮されているハズなのに，何故？

と言うところで，質問に来た。と。

　ここまで聞き出した時点で，問題点は分かったので，念のために確認。

私：えっと・・・そのＣＤ－Ｒって，ＣＤプレーヤーで聞く前提ですよね？
相手：そう。


　と，確定したところで，解説タイムへ。

　一般的なＣＤプレーヤーの場合，音楽ＣＤ（ＣＤ－ＤＡとも）の規格に従って記録されたデータ以外は再生できません。
　最近では，データ用ＣＤとして，ｍｐ３ファイルが記録されたディスクに対応した製品もありますが，それはまた別の話。

　そして今回の場合，ライティングソフトで「音楽ＣＤを作成する」モードにしていたので，ｍｐ３ファイルを指定していも，ライティング時に音楽ＣＤの規格に従ったデータへの変換（簡単に言えばｍｐ３ → ＷＡＶの変換）が行われるため，ファイルサイズは元とほぼ変わらないわけです。

　というようなことをざっと説明して終了。


　まぁ，ｍｐ３もまだまだ現役とは言え，音楽ＣＤの規格とかそんなことまで絡んでくると，知らない人が多いのも無理はない・・・ような気はします。