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太陽表層の爆発とらえた=「ひので」

「ひので」搭載可視光・磁場望遠鏡の初期成果


うわぁ ・・・・ 凄いなぁ ・・・・ 。
と言うのが,画像などを見ての個人的第一印象です。

いや,それでいーじゃないですか。
科学技術の凄さなんて,細かい数値がどうのこうのじゃなくても,細かい理屈なんかなくても,『凄い!』と思えれば。

さて ・・・・ 10月31日の「ひのでファーストライト」の時は散々な結果(マスメディアの報道)でしたが ・・・・ 多分今回もだろうなぁ(T_T)

そんなだから私もついつい言いたくなるんだよなぁ ・・・・ 。「マスメディア」ではなくて「マスコミ」。
よりも更に「マス(以下略」
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ようやく一般の新聞で,「京速計算機(けいそくけいさんき)」の記事を見る事ができました(今日の朝日新聞。総合面っていうのが若干不満というか不安だが)。
が ・・・・ その取り上げ方はちょっと待てというか ・・・・ 。

スーパーコンピュータの存在意義だとか,世界最速を目指す意義とか,その挑戦(設計,製造)によって修得される技術だとか,そういった話は今一つという感じですねぇ。
何より,「ほとんど何も分かっていないのに,15ヵ所も誘致に名乗りを上げている」ことを問題視する記事が最初に載っているっていうのはどうなのかと。

しかも ・・・・ 記事を読むと,この記事かいた記者って ・・・・ 文系?あるいは,理系でもスーパーコンピュータの事はほとんど分かってないとか?と懸念したくなるような部分もあったり ・・・・ 。
いや,記事の中にこんな記述があったんですよ。要約すると,
「京速計算機の目標性能は地球シミュレータの約250倍。地球シミュレータは50メートル×65メートルの体育館の様な専用棟の中にある。京速計算機は数階立てのビルが必要になりそうだ」
って ・・・・ まさか,単純に大きさ(筐体の体積)を250倍して考えたんじゃないだろうなと思いたくなるんですが ・・・・ 。

そして何より,記事本文の冒頭部が怖いですね。
今のマスコミ(マスメディア)の科学技術に対する姿勢をそのまま表しているかの様なこの記述は。
「12年度までに1154億円を投じ,11年度中に世界最速を達成するのが目標だ」
うん。金勘定だけはしっかりやっている。
<ペットボトル>電子レンジで高速分解 崇城大助教授ら開発

すばる望遠鏡:「視力」を10倍アップ 国立天文台が開発

出るときにはまとめてでるなぁ<面白い科学関連のニュース

ペットボトルの分解はなんとも不思議な感じですね。
ふと思ったのは,これなら連続的な運転も可能なのではないか。ということ。
普通にイメージする電子レンジだと,材料の入った容器を中に入れてドアを閉めて,一定時間経過したところで,また取り出す。という手順になると思いますが,これだと,材料の搬入,搬出の時間が無駄になります。
長いトンネル状にしておいて,片方からベルトコンベアで次々と容器を運び込んで,中を移動する間にマイクロ波を照射する。ってことにすれば,連続稼働ができそうな気がします。
とは言え,入り口,出口部分でのマイクロ波の遮蔽が問題でしょうけどね。

ちなみに,この記事を読んで「超臨界水,または亜臨界水による物質分解」を思い出しました。
超臨界水を使うと,通常の手段では分解が難しい科学物質もかなりのものが分解処理できるとか。
亜臨界水だと,超臨界水ほどの分解力はないけれど,それを逆用すると分解し切る前の段階で止める事ができるので,たんぱく質をアミノ酸に分解する程度で止めるとか,そんな応用ができる。という話です。


すばる望遠鏡の記事はAO(Adaptive Optic:補償光学)のことですね。
大気の揺らぎを検出して,それを打ち消すように反射鏡の表面を変形させることで,解像度の高い画像を得る手段です。
ただ,これまでは大気の揺らぎの検出の為に,ある程度の明るさの星が一緒に見えている必要があったのですが,そんな都合のいい状況は少ないので,基準となる光源(星ではない)をレーザー光線で作り出そう。という代物です。
その技術が開発されたという記事は以前に読んだ事があったのですが,それが実際に稼働し始めたというのは嬉しいニュースですね。
SOLAR-Bこと太陽観測衛星「ひので」に搭載されている望遠鏡の蓋が開かれ,太陽観測が開始されました。
JAXA公式サイト

JAXAプレスリリース

早速画像もDLしてきました。
いや,何に使うって具体的な当てがあるわけじゃないですが,やっぱりこういった科学技術関連のものは見てるだけでも好きなので。

さて,後はマスメディアが明日以降どこまでしっかりと報道してくれるか ・・・・ 。
どーも日本のマスメディアって,自然科学関係のニュースは軽視(無視)する傾向がつよいからなぁ。
高等学校の未履修問題とか,中学・高校生の自殺とか,確かに社会的に大きな問題になってるのは事実ですが,それだけじゃいかんでしょう。
逆の言い方をすれば,「こんな暗い時だからこそ,日本が世界に誇れる科学技術の素晴らしさを示す」ニュースも必要なのでは?

などと,自然科学関係のニュースの少なさが気に入らない理系人間としては思うわけで ・・・・ 。


補足:ファーストライト
大ざっぱに言えば,完成した望遠鏡で行う最初の観測のこと。
大人にも科学の常識を 科学技術会議が冊子作成へ

是非頑張ってほしいものです。
やっぱり,大人が科学の常識を持っていなければ,それはそのまま次世代に伝播すると思います。

個人的には,特に普段の生活で(新聞,TVなどでも)自然科学関係のニュースに触れる機会が驚くほど少ないのが最大の不満であり,心配でもあります。
私は科学雑誌「ニュートン」を創刊号から愛読しているので,今現在でも自然科学関係の情報はそれなりに踏み込んだ内容の物を毎月手に入れる事ができています。
が,それ以外にはほとんど機会がありません。
特にTVや新聞などの報道では。

放送時間が限られるニュース番組の中で,どの記事を伝えるかっていうのは判断に困るものだとは思います。
が,それでもなお自然科学関係のニュースをもっと増やしてほしい。
そう思います。

いや ・・・・ 以前実際に経験したネタなんですけどね。
漫画(近未来SFモノ)の物語の根幹となる技術-今現在の医学,生物学のレベルが分かっていれば,あり得ない(現時点では実現不可能)と分かるもの-が,『既に実用化されている(あるいは実用化が近い)』と思い込んでいる人が居たのはショックでした。


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