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部分日食観測 ~月の凹凸が見えた!~(国立天文台 ひのでホームページ ニュース)

今日配信の宇宙科学研究本部(ISAS)のメールマガジンの記事からです。

いや,タイトルだけ見て「を! 今日の日食の記事がさっそく」とか思って見てみたら,太陽観測衛星「ひので」が,軌道上で起きた部分日食の観測記事でした。

日本時間 2007年2月18日午前1時 (世界時では17日16時),と言いますから,1ヵ月以上前です。
いや,逆に考えれば,データを処理して,画像化,整理するのにそれだけ時間が必要だってことでもありますが。

しかし ・・・・ そんなことがどーでもよくなるほどのこの画像の凄さ。
確かに月の縁の部分が凸凹して見えます。
演算誤差とかそんなのじゃないと思えます。

だって,その背景として写っている太陽光球の粒状斑の細かさと比べれば,明らかに凸凹してるってのが分かるくらいですから。

ええ,とにかくまずは見てみましょう。
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いや,嬉しいニュースと,イマイチなニュースが両方あったもので。

銑鉄:レンジの原理で精製 マイクロ波を鉄鉱石に照射 東工大実験、省エネに貢献(毎日インタラクティブ)

はやぶさ、消滅の運命? 地球の大気圏に再突入の公算大(gooニュース/朝日新聞)

以前(昨年11月21日)にも電子レンジでペットボトルの素材を効率よく分解するというニュースを紹介しましたが,今度は製鉄(正しくは,鉄鉱石から銑鉄を精製)することにも電子レンジ(の原理)が利用できる。というものです。

しかし最初に読んだ時には今一つ納得できなかったのも事実。
詳細は別記。と。


「はやぶさ」については ・・・・ とにかくまずは帰って来い! 話はそれからだ! ってところではないでしょうか。
サンプルリターンに関しては,微妙な状況になっている事は周知の通りですが(小惑星イトカワへ着陸はしたが,資料を採取するための機構の正常動作を示す信号が記録されていない),それでも「地球へ帰って来る」だけでも十分な成果だと思います。

欲を言えば,軌道上でなんらかの手段で探査機本体も回収して,地上で分解,分析してリアクションホイールの故障の問題とか,そのあたりの調査をしてほしいとも思いますが,そもそもの目的からすれば,まずは採取できているかもしれないサンプルをどうやって持ち帰るか。ですからね。
ホーキング博士、無重力飛行体験へ=宇宙旅行実現に向けて Yahoo!ニュース

「車椅子の物理学者」と言えば知っている人も多いでしょう。スティーブン・ホーキング博士が,自身の夢である宇宙旅行への前段階として,無重力飛行を体験することになった。
という記事です。

要は,航空機の弾道飛行による微小重力状態を体験する。ということですね。

飛行機が急上昇した後,その勢いにまかせて自由落下すると,その間機内は重力がほとんど作用しない状態になります。理由は中に居る人間や物が重力に引かれて落下するのと同じ速さで飛行機も落下しているためです。


まぁ,このニュースそのものはいいんですが ・・・・ もう少ーし,勉強してからというか,これは文系でも気付いてほしいなぁ ・・・・ と思ったり。

>その際に約30秒の減圧状態が生まれる。
「減圧」って何?
飛行機の中の気圧が下がるのか?
当然ながら,ここは「その際に約30秒間,機内は微小重力状態(または,無重力状態)になる。」とでも表現するべきでしょう。

もしかして,これはアレですか? 重力と気圧が比例するというお馬鹿な勘違いってやつ?
SF作家の笹本祐一氏が「ARIEL読本」の中で,チラと触れていたのを覚えているのですが,まさか実例を眼にするとは思ってなかったなぁ。

ホーキング博士に関連する書籍やらは下のリンクからどうぞ。

  

まずはこちら(↓)を御覧ください。
まん延するニセ科学と、対峙する科学者たち

確かに多いですよねぇ ・・・・ 「ニセ科学」。
一頃より多少は減りましたが「マイナスイオン」とかもこの傾向ですよね。
そもそも「マイナスイオン」などという科学用語は存在しないって段階で怪しいにも関わらず,私の周囲でも何故か信じている人はいます。科学的な根拠がないって事を指摘しても,簡単には認めようとしません。
なので,個人的にはその人がマイナスイオンを信じている事については,「そういう宗教を信仰しているんだ」位に考えて,あまりその話題に深入りしないようにしてます。

閑話休題


>人がニセ科学に魅入られやすいのは、ニセ科学が単純な二分法で複雑な問題に明快に白黒をつけてくれるからだという。

・・・・ 某情報番組(情報系娯楽番組と言うべきか)で捏造された内容を多くの人が簡単に信じ込んでしまったのもこの類いでしょうか。
「○○○すれば,×××になる(なれる)」という単純なものだからすぐ飛びついた。と。


> 菊池氏の取り組みがユニークなのは、自らの活動によって、今すでに「ニセ科学」を信じてしまっている人を説得できるとは、必ずしも考えていないという点にある。
> それよりも、今はまだそういう説を知らない人たちが、ふとしたはずみでその存在を知り、おかしな考えにとりつかれてしまう前に、「こういう説は科学的なように見えて、実は非科学的で何の信憑性もないんですよ」ということを広めておこうというのである。病気に例えれば、感染してしまってからでは治療は困難だから、しっかりと予防措置をしておきましょう、というようなことかもしれない。

その意味では日常生活の中で自然科学関係のニュースにもっと触れる機会が必要なのではないかと思うのですけどねぇ ・・・・ 。
って,このブログで自然科学関係のネタを扱うとたいていそっち方面に話を進めてしまうなぁ。
ワンパターンと言われればそれは否定できませんが,自然科学関係のニュースが少ないのが不満なのも否定できないわけで ・・・・ 。


> 近年、菊池氏以外にも、こうした「ニセ科学」への警鐘を鳴らすという啓蒙活動を、ネット上でおこなっている科学者たちが現れてきている。
> これらの試みが、大きな実を結び、ニセ科学の広がりに少しでも歯止めがかかることを期待したい。

ついでに,社会教育の中で大きな影響力をもっているマスメディア関係者がもっと科学関係のネタを扱って,消費者の目を(いい意味で)肥えさせてくれる事を期待します。
月探査計画の中止は妥当 宇宙開発委の部会

月探査機「ルナーA」計画中止 152億円散る

<ルナーA>計画中止は「妥当」

計画の中止という事態は単純に残念だと思います。
が ・・・・ 衛星本体がそのままでは打ち上げられない状態であると分かった以上,このまま計画を進めてもやはり意味がないわけで,中止はしかたないと思います。

当初の1995年打ち上げという予定が大幅に遅れる原因となったペネトレーター(月面に打ち込んで地下から内部構造を調査するための観測装置)ですが,これは別に日本製の衛星でないと搭載できないわけではないので,他国の衛星に搭載して運んでもらうという手法も使えますから,まだマシでしょう。

衛星本体も ・・・・ 「国内でロケットの試験機に載せ、先端部のセンサーとして使う案が出ている。(gooニュースより)」とあるので,まるっきりの無駄というわけでもないでしょう。

それよりも ・・・・ 個人的に気になるのは,1997年に完成して保管してあった母船(衛星本体)の状況の調査が昨年(2006年)だったというのはどうなのかと。
いや,惑星探査機やら衛星やら,もともと地球上よりも遥かに厳しい環境に晒されるという前提で,地球上でなら過剰とも言えるほどの高品位,エラー対策,エラー訂正が施されているおかげか,想定寿命を遥かに越えて稼働しているものって結構多いです。
が ・・・・ それは起動上に出てからの話です。
ロケット打ち上げ時の振動って,下手すると起動上での諸問題(宇宙線,太陽熱など)よりも厳しいって聞いた覚えがあったりするもので,完成から年単位で放置していた衛星がその衝撃に耐えられるかどうかって事は,それこそ完成後毎年チェックしていてもよかったのではと思うのですが ・・・・ 。
結果論ですけどね。

いや,まぁ,考えようによっては,この状態で敢えて打ち上げてみて,各部部材の経年劣化の状況がどうなのかとか,それが打ち上げの衝撃でどう壊れるかとか,そんな感じである種の破壊検査,破壊実験とするってのはどうでしょう。
H-IIAロケットの打ち上げ費用と得られるデータの価値とのバランスが問題でしょうけど。
って ・・・・ あれ?ルナーAって,H-IIAでの打ち上げ予定だったっけ? 単一目的衛星だからM-V?


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