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と,思わず呟いてしまいました。

 コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジー1 龍と指輪と探偵団 (コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジーシリーズ)
を読んだ直後に。





 正確には,これを買おうと思った理由でもある,収録作の1つ,「女神さまのお気の向くまま」を読み終わった直後に。ですが。


 いえ,読み始める前の時点で既にいやな予感はしたんですよ。

 この本は「コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジー」とあるように,過去のコバルト文庫の作品の外伝集です。「女神さまのお気の向くまま」を含めて4作収録されています。

 まぁ・・・かなり古い作品ですが,懐かしさはたっぷりです。

 で,この「女神さまのお気の向くまま」っていうのは,個人的には好きな作品なのですが,未完状態で何年放置されているのやら,という作品だったもので,見つけた時点で即決して,購入しました。


 が・・・本の先頭から順に見ていって・・・あ,最初は「龍と魔法使い」ね。これも結構おもしろかった印象は残ってるなぁ。いつの間にか読まなくなってたけど。

 次が「レヴィローズの指輪」? これは知らないなぁ・・・。

 で「東京S黄尾探偵団」。たまにコバルト本誌で読んだ分は面白かったっけ。 文庫本を買おうという気にはならなかったけど。

 ・・・って,マテ。

 この時点でこのページ数は・・・。

 そもそもの目的であるところの「女神さまのお気の向くまま」の分量って・・・。


 何故この巻のタイトルが「龍と指輪と探偵団」なのかが分かったような気がします。

 たった9ページって・・・何の冗談ですか。

 しかも・・・「つづく」って・・・。


 まぁ・・・唯一の救いは,2冊目も一緒に買っていたってことでしょうか。

 コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジー2 ちょー聖霊と四龍島 (コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジーシリーズ)

 でもねぇ・・・。

 確かに続きは収録されていましたし,ちゃんと完結はしています。が,こちらの分量が15ページって・・・。


 こんなことやってる余力があるんなら,とっとと「破妖の剣」を完結させなさいってば。

 いや,久方ぶりに「女神さま~」の世界に触れられて,うれしくないわけじゃないんだけど,期待していただけに内容の薄さが・・・。

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