何処まで行けばいいかなぁ・・・というのが微妙だったのですが,とりあえずは北へ向かうことに。
30分ほど走ったところで,広い駐車場のあるコンビニの駐車場に車を駐めて空を見上げると・・・あ,ここでも結構見える。
街灯だらけの街中よりも遙かに綺麗な星空が見えました。
いや,そのコンビニがある場所が,かなり田舎っつーか街外れなんですが(苦笑)
とは言っても,国道沿いなので車はそれなりに通っているし,コンビニ自体の明かりもそれなりにあるので,今一つ。
ついでに言えば,コンビニの駐車場でカメラを構えるってーのも・・・。
と言うことで,更に北上。
で,ふと閃いたのが,そこから30分ほど行ったところ(高梁市某所)の展望台。
市街地側の山の中腹から市街地全体を眺めるような感じで作られている展望台ですが,空もかなり開けています。
・・・円周魚眼レンズでの撮影となると,周囲の山とか側の木立とかがどうしても映り込んではしまいますが。
それよりも難点は,道路の街灯。
展望台には一切の照明がないのですが,側の道路(国道)がちょっときつめのカーブになっているせいか,それなりの光量の街灯が2基設置されています。
円周魚眼レンズにばっちりと映り込む位置で・・・。
避けようがないので,それは諦めました。
で,せめて直接の光を避けようと,レンズカバーを取り付けるためのアダプターを付けたままにすることに。要は筒なのですが,これを付けたままだと視界が多少狭くなりますが,即ち街灯からの直接の光を遮断できる,と言うことです。
・・・街灯と反対側のアダプターの内側には,光が当たってしまうということに気づいたのは,今日の昼になって,撮影データの確認をしてからでしたが・・・。
閑話休題
さて,流星群を撮影できるかどうかに関していうと・・・半分以上が賭の領域ではないでしょうか。
何しろ,タイミングが全く予測できません。
見えてからシャッターを切ったところで,絶対に間に合うはずはないですから。
となると・・・長時間露光にして,シャッターが開いている間に流れてくれることを期待する。位しか,できる手段はないでしょう。
ってことで,ちょーっとミスったのが,32GBのSDHCカードを入れていたつもりで,入っていたのが2GBのSDカードだったという点。
星を相手にするわけですから,記録モードは当然ながらRAWですが,となると・・・容量が心配です。
まぁ,やってみることにしましょう。
ってことで,30秒のセッティングで自分でも眺めつつ只ひたすらシャッターを切ることに。
後半からはシャッタースピードをバルブ(開放)にして,40~60秒程度に適当に変えながら撮影してました。
80枚弱を撮影して,シャッターを開いている間に流れたのが3回ほど。
うち1つは結構明るいものだったので,それに期待です。
肉眼では10個ほど見えたんですけどね。
で,今日になってからデータを整理して・・・って,最初にざっと見たときには全く見えませんでした。
いや,あのタイミングは絶対に写っているはずだと,画像を100%表示にしてデータを端から全部見ることに。
そうしたら・・・ありました。
1枚だけ。
早速TIFF形式に変換してから「TheGraphics[ペイント]」で処理をすることに。
まずは,街灯の明かりを遮るために使ったレンズカバーのアダプターが,逆に街灯の光を受けてかなりハデに映り込んでしまっているので,それをマスキングして取り除くところから。
それから明るさの調整。
トーンカーブを編集して,暗く潰れている部分を浮き上がらせます。
やり過ぎると,全体が荒れてしまうので,その辺りの調整が大変ですが。
で,その結果です。

一応,大ざっぱにですがカメラの上が北を向くようにセッティングしました(実際は少し東に向いていますが)。
中央から見て右上にある斜めの筋が,流れ星を捉えたヤツですが・・・多分サムネイルでは無理だと思いますので,拡大版(とは言え,Web用にサイズは縮小してあります)でご覧下さい。
ただ,その程度のおとなしい処理では分かりづらいので,ソフトに任せた自動調整の結果がこちらです。

それにしても・・・。星の撮影に関しては,まだまだ経験値が足りなさすぎだよなぁ・・・。