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航行中の排ガス熱で蓄電、燃料消費抑える船舶用装置を公開 YOMIURI ONLINE

>燃料不要、船のエンジンが出す排ガスの熱だけで航行中に発電機を回し、電力を蓄える装置を独立行政法人・海上技術安全研究所などが開発、7日公開した。
>停泊中の船は、発電用エンジンで電源を確保しているが、蓄えた電気を使えば、余分な燃料消費や排ガスによる大気汚染が抑えられる。

引用元記事にもありますが,停泊中の船は航行用のエンジンとは別のエンジンで発電機を駆動して電源を確保しています。

これは,航行用のエンジンは発電機だけを動かすには大掛かりすぎて効率が悪いのでそうしているわけです。

ただ,それでも燃料を消費していることには変わりがないわけで,この技術が触れ込み通りのものであれば,燃料消費削減(=コストカット),大気汚染抑制(NOx,SOx,COxなどの排出量削減 ≒ 温室効果ガス排出量削減)が期待できます。


って,それよりも個人的に注目ポイントはコレなんですけどね。

>この装置は「スターリングエンジン」を活用。
Wikipediaの該当ページ

>これまで、駆動用に1000度以上の熱源が必要だったが、同研は素材に銅を使って熱の伝導率を高めるなどの工夫をして、船のエンジンの排ガスと同程度の、360~400度で動かすことに成功した。

あれ? そんなにやっかいだったっけ?
外燃期間の一種だから,熱源(燃料)を選ばない = 熱源の温度の制限はそれほどきつくない。と思ってたけど,違ったっけ?


>1台あたり500ワットの発電能力があり、小型船に3台積んで50時間航行すると、停泊時に10時間程度使える電力がたまるという。

この発電に関わる装置(とバッテリー),制御装置そのたもろもろで,実用上の課題を洗い出すのがポイント・・・かな?

大型の商用船であっても熱源が確保できるエンジンブロック周辺に場所は限られるわけだから,搭載できる量には制限があることは容易に想像できます。

ということは,発電能力にも限界がある。と。

従って,航行中に充分な電力を蓄えることができていなければ,停泊中に停電してしまう危険性が残る。と。

悪天候などで予定外に長く停泊しなければいけなくなる可能性も考慮すると,発電用の補助エンジンもなくすわけにはいかないだろうから,設置場所はさらに制限を受けるわけで・・・。

あ,大型の船になれば停泊中に必要な電力量もそれなりのものになるだろうから,その消費量の関係も・・・。

って,素人がこんなところで頭捻っててもパンクする。

>同研究所は、今秋にも、商用の大型運搬船に装置を搭載、発電能力や省エネ効果を確かめる。

ぜひともしっかりとした実働試験をお願いしたいものです。

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