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新技術「Lucky Imaging」--地上望遠鏡で鮮明な天体画像を Yahoo!ニュース

フォトレポート:地上望遠鏡でも鮮明な天体画像を--米英の科学者が開発した新技術 CNET Japan

地球上に設置してある望遠鏡は,それがどんなに空気の澄んだ場所であったとしても,空気の揺らぎによる画像のゆがみやボケからは完全に逃れることはできません。
完全に排除するためにはハッブル宇宙望遠鏡のように,大気圏外へ出るしかありません。

それを回避する手法としては,これまでにもAO(Adaptive Optics:補償光学)をこのブログでも何回か取り上げたことがあります。

今回はまた,別の手法が実用化されたというニュースです。


>Yahoo!ニュースより
>写真家は、被写体の人物がまばたきしたり、しかめっ面をして写真が台無しになるリスクを減らすために、何枚かの写真と撮る。しかし、今や天文学者らも、より鮮明な天体画像を撮影するために同じ手法を用いている。

>の手法は、多数の写真を撮影することにより、地球の大気によって天体の画質が損なわれる問題を回避するというもの。この手法を可能にするのが、高速度カメラとコンピュータだ。毎秒20コマの撮影が可能な高速度カメラで撮影した画像の中からコンピュータが最も鮮明な画像を選別し、それらを組み合わせて1枚の画像に仕上げる仕組みだ。

>CNET Japanより
>毎秒20枚の撮影が可能なハイスピードカメラを利用し、パーツごとに最も鮮明に映った画像を選び出して、1枚の画像に仕上げる技術のことである。


単純に何枚も撮影してキレイな1枚を選ぶというようなものではないみたいですね。

最初は,「毎秒20枚の撮影が可能なハイスピードカメラ」というところから,N902i(NEC製FOMA端末)のデジタルカメラの手ブレ補正のようなものかと思っていましたが,それとも違うんですね。


>LuckyCamと、大気による画像のゆがみを補う補償光学と呼ばれる既存技術を組み合わせることにより、解像度が2倍になるという。

どの程度向上するかは設置する望遠鏡にもよるでしょうが,向上するのは間違いないようですからしっかり広まってほしいですね。

って,そう言えば確か補償光学の方は制限も多いですよね。
1:観測可能な領域が狭い(視野内にガイド星が必要)。
2:レーザーでガイド星を人工的に作る方法もあるが,設備が大掛かり。
なおかつ,うまく適用できない対象もある。

のに対して,今回の技術は望遠鏡にカメラが設置できれば基本的にOKなようなので,もしかすると摘要可能な範囲はこっちの方が広いのかも。
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